メコン川沿いでシンハーとガパオ。ナコンパノムの昼ごはん

旅の記録

カフェでひと息ついたあと、街の中心部まで戻ることにした。

時間は正午を回っていた。

朝は静かだったナコンパノムの街も、少しずつ賑やかになってきている。

中心部にあるお寺の前を通ると、たくさんの人が出入りしていた。

気になって、少し覗いてみる。


街の中心部にあるお寺。境内では音楽が爆音で流れていた。

境内では、思った以上の音量で音楽が流れていた。

看板を見ると、古い木彫り仏像に水をかける儀式の案内が出ている。

ちょうど旧暦6月の満月の日にあたるようで、15時から始まるらしい。

まだ少し時間があったので、いったん川沿いへ戻ることにした。

メコン川に近い場所へ降りていくと、簡素な飲食スペースのような場所があった。

店というより、川沿いに少し下がったところで休める場所、という感じだった。

そこでシンハービールを買い、メコン川を見ながら、ぼーっと喉に流し込む。

決して、よく冷えているわけではなかった。

でも、この景色ならマイペンライでいい。

時間に追われず、川を眺めながら飲むビール。

それだけで格別だった。


つまみはメコン川。

少しお腹が空いてきた。

目の前には、かなり本気のイサーン料理店もあった。

普段なら、そういう店に吸い寄せられていたと思う。

けれど、その時の気分は少し違った。

ビールを飲み干し、昼ごはんを食べる店を改めて探すことにした。

少し歩くと、メコン川が見えるレストラン風の食堂があった。

店名は失念してしまった。

ただ、川沿いにある、ふらっと入れる食堂のような雰囲気だった。

タイではこういう、店と外の境目がゆるい食堂に出会うことが多い。

建物の中にいるようで、外にいるようでもある。

店内は空いていたので、迷わず川が見える席へ座った。

窓際というより、そもそも窓がない。

まずはシンハーを注文する。

今度は氷入りで。

タイの食堂では、ビールが大瓶で出てくることが多い。

日本では小瓶を見ることが多いので、大瓶がテーブルに置かれるだけで少し嬉しくなる。

氷を入れたグラスで飲むと、タイに来た感じがさらに増す。

何を食べようかとメニューを見る。

店をやっていた頃は、タイに来ても、グリーンカレー、パッタイ、カオマンガイ、ガパオのような定番料理はほとんど食べなかった。

新しいメニューのヒントを探す気持ちが強かったのだと思う。

今さら定番を食べる必要はない。

そんなふうに思っていたのかもしれない。

もちろん、嫌いなわけではない。

むしろ、よくできた定番料理はやっぱり強い。

ただ、この日は無理に何かを探す気分ではなかった。

その時に食べたいものを、普通に食べればいい。

久しぶりに、鶏肉のガパオを注文した。

もちろん、目玉焼き付きで。

タイでは、目玉焼きは基本的にオプションだ。

ガパオは勿論、エスニック料理全般に相性抜群!タイの大人気 シンハービール
鶏肉のガパオ。目玉焼き付き。

日本では「ガパオライス」と呼ばれることが多いけれど、本来ガパオはホーリーバジルのこと。

タイで食べると、やはりその香りがしっかり立っていることが多い。

ひと口食べて、やっぱりおいしい料理だと思った。

ごはんに合う。

香りがある。

辛さもある。

目玉焼きを崩せば、少し丸くなる。

一皿で満足感がある。

それでいて、重すぎない。

日本でここまで広まった理由も、改めてわかる気がした。

以前なら、ここでも何品か頼んで味を確かめていたかもしれない。

でも今回は、一皿で十分だった。

タイの食堂で出てくる一皿飯は、日本の感覚より少し量が控えめなことが多い。

腹は七、八分目くらい。

でも、それでいい。

またお腹が空いたら、その時に食べればいい。

無理に食べ歩きの数を増やすより、その時に食べたいものを食べる。

そんな気楽さで店を出た。

そろそろ宿に戻って、チェックインする時間だった。


今回出てきた場所

・街の中心部にあるお寺
ワット オーカート

・メコン川沿いに下がった場所

76A The Market
※川に近い簡素な飲食スペースで、シンハーだけ飲みました。

・ガパオを食べた川沿いの食堂
※店名は失念。(川を向かいに、時計台より少し左でした)メコン川が見える席で、シンハー大瓶と鶏肉のガパオを注文しました。

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