ナコンパノムに到着して、まず向かったのはこの日から泊まるホテルだった。
ホテル名は777ブリス ホームテル
外観は、思っていたよりも可愛らしい雰囲気だった。
大きなホテルというより、少しこぢんまりとしていて、明るく清潔感のある宿。旅先でこういう場所に着くと、それだけで少し安心する。

到着したのは午前10時前。
チェックインにはまだ早い時間だったが、ダメもとでフロントに聞いてみた。
「チェックインできますか?」
返ってきた答えは、やはり14時からとのことだった。
タイでは、早めに到着しても部屋に入れてくれるホテルがわりとある。
ただ、さすがにこの時間は少し早すぎたのだと思う。
スタッフの雰囲気からすると、アーリーチェックインも無理ではなさそうだった。
けれど、ここで部屋に入ってゆっくりしたいわけでもない。
荷物だけフロントに預けて、すぐに街へ出ることにした。
ホテルの人に、メコン川まではどのくらいか尋ねると、
「500メートルくらいです」
とのことだった。
500メートルなら、地図を見ながら歩くほどでもない。
Googleマップを開かずに、川があるであろう方角へ歩いてみる。
ホテルの周辺には、早くも飲食店が目に入ってきた。
オープンなテラス席のあるベトナム料理店もある。
ナコンパノムは、ベトナム系の人々が多く暮らしてきた町でもある。
そのため、タイにいながらベトナム料理が自然に楽しめる土地だ。
このあたりの食文化は、バンコクやチェンマイとは少し違う。
メコン川を挟んでラオスを望む場所であり、ベトナムの影響も残っている。
国境の町らしい、混ざり方がある。
そんなことを思いながら歩いていると、思っていたよりも早く川沿いに出た。

本当は、部屋からメコン川が見える宿も考えていた。
けれど滞在は週末。川沿いのメインエリアは、夜になると少し賑やかになるかもしれない。
今回はAgodaでいくつか候補を見ながら、川沿いから少しだけ奥に入った宿を選んだ。
部屋からメコン川が見えるわけではないが、そのぶん静かに過ごせそうだったし、歩いて川まで出られる距離なのも決め手になった。
実際に歩いてみると、川までは近い。
メインのエリアにもすぐ出られる。
それでいて、宿の周辺は少し落ち着いている。
この距離感なら、立地としてはかなり満足できる。
ナコンパノムで宿を探すなら、川沿いのホテルだけでなく、少し奥に入った宿も候補に入れてみるといいと思う。
週末の滞在なら、静かさと歩きやすさのバランスで選ぶのもありだ。
まずは荷物を置き、少し身軽になって、メコン川へ向かう。
ナコンパノムの旅は、ここからゆっくり始まった。
次回は、ナコンパノムの朝。
ベトナム料理店で、この土地らしい麺料理を食べに行きます。

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