ナコンパノムは急がない街。メコン川沿いを自転車で走る

旅の記録

カオピヤックセンを食べたあと、一度宿へ戻った。

日差しはすでに強くなっていた。

このまま歩いて回るには、少し厳しい。

そこで、宿で自転車を借りることにした。

ナコンパノムは、メコン川沿いにサイクリングロードが整備されている。

車を気にせず、川を見ながらゆっくり走れる道が続いている。

これが想像以上に気持ちよかった。

とりあえず、川の上流の方へ向かってみる。

何があるのか、細かい情報はほとんど入れていなかった。

目的地を決めすぎず、気になった場所で止まるくらいが、この町には合っている気がした。

右を見れば、いつでもメコン川がある。

川の向こうはラオス。

大きな観光地に来たというより、国境の町の日常の中を、少しだけ走らせてもらっているような感覚だった。

しばらく進んでいると、川と反対側に教会が見えた。

タイというと、やはり仏教寺院の印象が強い。

けれど、こうして教会に出会うこともある。

ナコンパノムには、タイ、ラオス、ベトナム、いくつもの文化が混ざっている。

食だけではなく、町の風景にもそれが表れているのだと思う。

少しだけ中にお邪魔させてもらった。

静かで、とてもきれいな教会だった。


メコン川沿いを走っていて見つけた教会。

さらに先へ進むと、道にアーチが現れた。

そこをくぐって抜けると、カフェを見つけた。

日差しも強く、喉も乾いていた。

これは入るしかない。

建物は2階建て。

1階は涼しい店内で、2階にはメコン川を望めるルーフトップの席があった。

迷わず2階へ上がり、アイスコーヒーを頼む。

目の前にはメコン川。

風が抜けて、冷たいコーヒーがうまい。


メコン川を眺めながら飲んだアイスコーヒー。

これは格別だった。

タイでは、おいしいコーヒーに出会うことが多い。

それに、ロケーションのいいカフェも多い。

町を歩いている時でも、自転車で走っている時でも、少し休みたいと思った場所に、ちょうどいい店がある。

こういうところも、タイが好きな理由のひとつだと思う。

実はナコンパノムで、ひとつだけ事前に調べていた店があった。

Pen Pla Pen。

メコン川の魚料理が人気の店らしく、ここだけは行けたら行きたいと思っていた。

ただ、宿のある中心部からは少し距離がある。

歩いて行くには遠い。

到着したばかりで、無理にそこまで向かう気分でもなかった。

そう思って、この時はいったん諦めていた。

でも、あとから考えると、このまま自転車でカフェの先まで進めば、おそらく行けた距離だった。

旅では、こういうことがよくある。

調べていたのに行けなかった店。

行けなかったと思っていたけれど、実はもう少し先にあった場所。

ただ、それも含めて旅なのだと思う。

全部を回り切らないから、また行きたい理由が残る。

今回は行けなかったので、味については未確認。

次にナコンパノムへ行くなら、候補に入れたい店のひとつだ。

さらに川沿いを進むと、木陰でぼーっとしている人たちがいた。

その木陰をうまく使った、青空カフェのような場所も目に入ってくる。

Screenshot


メコン川沿いの木陰にあった、青空カフェのような場所。

Screenshot

何か特別なことをしているわけではない。

ただ、自転車で川沿いを走っているだけ。

それなのに、こんな贅沢な時間はないなと思った。

少しにやけながら、ペダルを漕いでいたと思う。

ナコンパノムは、急いで何かを見て回る街ではない。

メコン川沿いを自転車で走って、気になった場所で止まって、少し休む。

教会を見つけたり、カフェに入ったり、ただ川を眺めたり。

そういう時間の使い方が、この町にはよく合っていた。

有名店を目指して走るのも、もちろん楽しい。

でも、この日は無理にそこまで行こうとは思わなかった。

全部を予定通りに回るより、町の流れに合わせて動く。

ナコンパノムでは、それくらいがちょうどいいのかもしれない。

次は、メコン川沿いで昼ごはんを食べに行きます。


今回出てきた場所

・メコン川沿いで見つけた教会 ”セント アンナ ノーンセーン教会”
【”セント アンナ ノーンセーン教会”】

・メコン川を望むルーフトップカフェ
Cafe’ de kong

・メコン川魚料理が楽しめる人気レストラン
Pen Pla Pen
※今回は未訪問です。味や雰囲気は未確認。次回ナコンパノムに行くなら候補に入れたい店です。

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